Linhof Master Technika 4x5/Schneider Super-Angulon 65mmF8/T-MAX100
#00というレンズボードの規格をご存知でしょうか?
手元にある大判(シノゴ)の本には通常は#0,#1,#3までは紹介されているのですが、
#00というボードについての記述は一切ありませんでした。
ところがこのボード、古いスーパーアンギュロンや6x9で使われていたようで、
銘玉といわれる65mm/F8(F5.6ではない)もこのボードを使います。
実は65mmF8を入手したときに、平らな#00ボードの付いていたのですが、
持っている初期型リンホフ・マスターテヒニカ(フランジバック90mm)には使うことが、
考えられていないため、通常のピント合わせができなくて苦労していました。
もしどうしてもというならリンホフ2000(フランジバック40mm)などの最新機種は、
広角用ピント操作が付いているのでそれをゲットするしかなさそうでした。
それはやっとで初期型を入手したばかりでボクには論外なことです。
しかし、レンズボードには凹ボード(recessed board)いうのがありフランジバックが、
長いカメラでもごまかせば(レールを斜めに)65mm広角が使えると、ある本に、
書いあるのを発見。 そこで#00の凹レンズを探すことになるのですが目を、
皿のようにして、海外のサイト探してもありませんでした。
たまにレンズ付きのものが売りに出されていましたが、すでに同じレンズを、
持っているボクには買うことができませんでした。
以前はこんなこともありました、ある店に#00が使える凹みボードがないかと問い合わせたら、
使えるということで#0が送られてきました。 もちろん使えませんので、すぐに返品しました。
6ヶ月ぐらいたって、eBayをボッーと眺めていたらフォーカス調整機能付き#0ボードを、
売っている店があり、ほかに#00の平らなボードを売っていました。 そこで質問したところ、
当たり前ですが#00を知っていて、しかもカスタムでスペーサ作ってくれるとのこと、
飛び上がらんばかりに喜んで、すぐに発注しました。 ピント調整付きのボードなので、
リンホフ最新機種も必要がありません。
それが到着し、念願のボードを装着したのが下の写真です。 ヘリカルもしっかりと、
できておりわざわざリンホフ2000を買わなくてもピント合わせができることも確認しました。
尚、残念なのはボクが購入したところでは、既にヘリカルは売っていません。。。
PS
4x5 65mmは135判では約18mm相当。
4x5 90mmは135判では約25mm相当。
PS
参考までに、各レンズボード、穴の大きさです。
規格,直径mm
#00, 26.6
#0, 34.7
#1, 41.8
#3, 65.0
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