今日はエプソンのGT-X970(V750)の情報がインターネットに少ないのでちょと深く、
書てみます。 今日の写真は、前にも出したことがありますが、シノゴを使い秋の夕暮れに、
撮影したポジをGT-X970でスキャンをしたものです。 デジカメではなかなかでない色だと、
思います。(Adobe RGB97%カバーするモニターで観ています。念のため)
4x5ポジをエプソン GT-X970でスキャンしてフィルムホルダーの矢印マークの、
付いている小さなピント板5個を外したり、方向を換えたりして出来るだけ、
ピントをあわせます。 その後、意図する色に調整し、1200dpi、48bitsColor、
シャープネス(なしor弱)、sRGB、ICEオフでスキャンしたものです。
結果は約2600万画素になります。いつもは35mm判だと2700dpiでスキャンしていますが、
4x5の場合はファイルが大きくなりすぎ管理が大変なのでこれぐらいにしています。
尚、USMは通常仕上げのPhotoshop等でかけます。
imaconのフィルム・スキャナーは100万円以上しますが、約5万円のスキャナーでも、
落ち着いてやれば結構きれいにとれます。
以下の100%クロップよりもボケている場合は手振れの可能性もありますので、
注意してください。(もちろん、上手い方はもっと綺麗でしょう)
以下は上の写真中央右寄りの100%クロップです。
以下は写真下部中央の100%クロップです。
*エプソン GT-X970内部の掃除*
尚、長くフラットスキャナーを使っていると内部が少しずつ曇ってきます。
エプソンでは有償で掃除くれるそうですが、スキャナーを送らなければ、
ならなかったりと、いろいろ手間がかかります。
そのときは自己責任になり、保証外になってしまいますが、
精密ドライバーのマイナスでフィルムを置く面に4箇所あるネジカバーを、
スキャナーの蓋のついている側の淵を押すと外れます。プラスチックには、
ほぼ間違いなく小さなキズがつくのでそれを覚悟してやってください。(プラスチック製の工具ならば、
大丈夫かも)
あとはプラスドライバーで外すことができ、ガラス裏側を拭くことできます。
ボクはニコンクリーニングキットプロでガラス面を注意深く、
掃除しています。 間違っても埃がつくティシュなどでは拭かなほうが、
良いと思います。
以上です。 少しでも、役立てばと思い書きました。
GT-X970の使い方でアドバイス等ございましたら、メールして頂ければ嬉しいです。
PS.1
コダックのフィルムは曲がりやすいのでスキャンが難しい。 ただ4x5の場合はホルダーがしっかりしている分ラク。
PS.2
ネガカラーフィルムのスキャンはゴミが目立ち苦労する。ICEは誤動作することも多いので使っていない。
PS.3
ブローニーはホルダーの光漏れで長く太めで薄いラインが入ることがあり、特にモノクロで目立つ。サポートの返事では仕様とのこと;-)
PS.4
しっかりしたフィルム・ホルダーが欲しい。
海外ではV750,V750-M(液体ホルダ付、日本未発表)といいココやe-Bayで時々サードパーティ製のフォルダーが出品されている。
液体ホルダーのレヴューはココ。性能は素晴らしいが液体ならではの苦労(空気やANR)あり。
PS.5
V750 vs Imacon(Hasselblad) vs Howtek(ドラムスキャナ)などはココで簡単に比較可能、Imacon949(X1)は凄い。
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