「野口 健: 100万回のコンチクショー」
面白く一気に読んでしまった。 数年前、ネスカフェのCMに登場したときにエベレストや日本の山ではゴミが大変多いと気ずかせてくれた野口健氏。 今日のタイトルはエベレスト登山中に日本登山隊が残したゴミ山をみた欧米の登山者に言われた言葉である。
富士山はゴミが理由で世界遺産になれないとは聞いていたが、夜は自動販売機の明かりで明るく、糞尿の紙で雪のように白く見えるのにはボクは2度ほど富士に登っているのにかかわらず、あまり気にしていなかったので勉強になった。 次回は観察してみたいと思う。 また、読んでみるとなるほど北アルプスや南アルプスでレンジャーに会ったという話は聞いたことがない。 国が本格的に運営するレンジャーがいてもおかしくない時代になってきているとこの本で気がついた。 この本に今後日本山岳の在り方のヒントがあるのは間違いないだろうと思う。
本とは関係ないが有名山岳写真家が環境庁や東京都に環境保護を運動したなどあまり聞かない(ボクの勉強不足で実際は活動されているかもしれないが)それが残念に思う。 モノを良くみることにかけては一流なのに。。。 と、人のことを兎や角言っても始まらないのでレンジャーについてのオープン教室に参加する予定だ。
この本に関係することで興味があった事柄をサイトで調べた。
野口健公式サイト
東京都がはじめる都レンジャー と都レンジャー・ニュース
青森大学環境科学研究科
環境省、アクティブ・レンジャー(pdf)
環境省、野口健氏からの提案書(pdf)
東京首都大学 11月にレンジャーについて
黒陣馬さんならではの意見ありがとうございます。
>でも、3800mの山の山頂の石碑に日本語で落書きがあったり、
この辺わかりますねー。日本人としてみると暗くなってしまいまね。
>野口さんって、わりと若い世代からは「目立ちたがり屋」として嫌われてるようだけど、帰国子女ならでのはの視点で共感できるところが多いです。(私も海外帰国組なので)
ボクとしてはメジャーを開拓した野茂選手と同じにおいがする方だと思っていて、気になる存在ですね。良い意味で黒陣馬さんもですが(^^)
投稿情報: 中社 | 2005/09/10 23:30
こんにちわ。
野口さんって、わりと若い世代からは「目立ちたがり屋」として嫌われてるようだけど、
帰国子女ならでのはの視点で共感できるところが多いです。(私も海外帰国組なので)
日本の山は汚いです。
高度3000mの山の中でさえ飴の包み紙が落ちてたりして涙がでます。
欧州の山はきれいですよ。
でも、3800mの山の山頂の石碑に日本語で落書きがあったり、
スイスの山の中に日本のサラ金のポケットティッシュが捨ててあったり。
悲しいことが多いです。
日本人が通るとそこにはゴミの跡が出来る。
そういう印象でした。
それを変えていかねばなりませんね。
低い山を登るときは、腰にビニール袋をつけてゴミを拾いながら歩いてます。
体力がないので高い山でそこまでする気力が出ないのが難点ですが。
投稿情報: 黒陣馬 | 2005/09/09 12:23